LINE公式アカウントの配信文をAIで作る。AIは「毎週送りましょう」と勧めるが、無料プランは月200通。先に回数を決めて、AIには通知に出る冒頭だけ磨かせる
LINE公式アカウントのお知らせ文は、AIに頼めば数秒でできます。ただ、文章が楽に作れるようになると配信が増え、無料プランの月200通をすぐ使い切ったり、ブロックが増えたりします。友だちの人数から月に何回送れるかを出す早見表、AIに頼む前に自分で決める3つ、通知に表示される冒頭を磨かせる頼み方、よくある失敗をまとめました。
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結論から書きます。LINE公式アカウントの配信文をAIで作るなら、先に「月に何回送るか」と「1回で何を1つ伝えるか」を自分で決めてください。AIに任せるのは、通知に表示される冒頭の1〜2行を3案出させることと、長すぎる文を短くすることだけで十分です。
AIに「LINE配信の文章を考えて」と頼むと、絵文字の多い、季節のあいさつから始まる、毎週送る前提の文が返ってきがちです。それをそのまま続けると、無料の通数が足りなくなるか、お客様にブロックされます。
この記事は、LINEヤフーの公式料金ページ(2026年10月に確認)と、各社が公開しているブロック理由の調査を整理したものです。料金や通数のルールは変わるので、プランを変える前に必ず公式ページを見直してください。
先に知っておく「通数」の数え方
LINE公式アカウントの公式ページでは、料金プランは次の3つです(税別・2026年10月時点)。
- コミュニケーションプラン:月0円。無料で送れるのは月200通。超えた分は送れない
- ライトプラン:月5,000円。月5,000通。超えた分は送れない
- スタンダードプラン:月15,000円。月30,000通。超えた分は追加料金で送れる
大事なのは「通」の数え方です。公式の説明では、送った回数 × 送った友だちの人数で数えます。友だちが100人なら、全員に1回送るだけで100通です。一方で、お客様と1対1でやり取りするチャットや、自動の応答メッセージ、友だち追加時のあいさつメッセージは数に入りません。
つまり、無料プランでも「個別のやり取り」はいくらでもできますが、「全員への一斉配信」は友だちの人数しだいで月に数回しかできない、ということです。
友だちの人数で、月に何回送れるかが決まる
| 友だちの人数 | 無料プラン(月200通)で全員に送れる回数 | 考え方 |
|---|---|---|
| 〜50人 | 月4回 | 週1回でも収まる。ただし毎週送るほどの話題があるかを先に考える |
| 51〜100人 | 月2回 | 「月初のお知らせ」と「必要な時の1回」に分ける |
| 101〜200人 | 月1回 | 月1回の「お便り」にまとめる。臨時のお知らせ用に枠を残すなら、通常の配信は2か月に1回でもよい |
| 201人以上 | 全員には送れない | 絞り込んで送るか、有料プランを検討。料金に見合う売上が出るかで判断する |
人数は時期で増えるので、毎月の配信前に管理画面で友だちの人数を見てから回数を決めてください。月の途中で200通に届くと、その月はもう一斉配信ができません。年末年始の休業案内のように「必ず届けたいお知らせ」の枠を残しておかないと、肝心な時に送れなくなります。
AIに頼む前に、自分で決める3つ
AIは店の事情を知らないので、ここを決めずに頼むと「それらしいけれど、送らなくてもいい文」ができます。
- 今回の配信で伝えることを1つに絞る。「新メニュー」「休業日」「空き枠のお知らせ」など1つだけ。2つ以上を入れると、どちらも読まれません
- 読んだ人にしてほしいことを1つ決める。「予約ボタンを押す」「来店時に画面を見せる」「何もしなくていい(知っておいてほしいだけ)」のどれか
- 事実を自分で書き出す。日付・曜日・金額・数量・期限。ここはAIに考えさせない
この3つが1行ずつ書けないなら、その月は配信しなくて構いません。複数の調査で、ブロックされる理由の上位には「配信が多すぎる」「自分に関係ない情報が多い」が挙がっています。話題がない月に送らないことが、いちばんのブロック対策です。
AIへの頼み方(5つの手順)
- 上の3つをそのまま貼り付ける
- 次のように頼む
LINE公式アカウントで、店のお客様に送るお知らせを作ってください。 ・通知やトーク一覧に表示される最初の1〜2行を3案出してください。最初の1行だけで用件が分かるようにしてください ・本文は200字以内。絵文字は2つまで。季節のあいさつは不要です ・「今だけ」「残りわずか」「必ず」など、上に書いていない事実は足さないでください ・日付・金額・期限は、こちらが書いた通りに使ってください
- 3案から1つ選び、自分のいつもの言い方に直す(語尾や呼びかけを、店頭で話すときの言葉に寄せる)
- 日付・曜日・金額を、最初に自分で書いたメモと1つずつ見比べる
- 管理画面の「テスト配信」で自分のスマホに送り、通知とトーク一覧での見え方を確かめてから本番を送る
ポイントは冒頭の1〜2行です。スマホの通知やトーク一覧では最初の部分しか見えないので、「いつもありがとうございます🌸 すっかり秋めいて…」で始まると、用件が見える前に読むのをやめられてしまいます。「11月3日(火)は臨時休業です」のように、用件から入る案を選んでください。
よくある失敗と回避策
① AIが勧めるままに毎週送り、月の途中で通数が尽きた AIは一般的な運用のコツとして「週1回の配信」を勧めることがあります。無料プランで友だちが100人を超えていれば、週1回は物理的に送れません。回数は上の表で先に決め、AIには文章だけを頼みます。
② AIが「本日限定」「先着10名様」を勝手に足した 事実と違う限定表示は、お客様の信用を失うだけでなく、表示のルールに触れるおそれもあります。頼むときに「書いていない事実は足さない」と入れ、送る前に自分のメモと見比べてください。判断に迷う表示は、公式の窓口か専門家に確認を。
③ お客様の名前や来店履歴をAIに貼った 「この人向けの文を」と、名前や予約内容をAIチャットに貼るのは避けてください。一斉配信の文に個人の情報は要りません。個別に送りたい相手には、LINEのチャットで自分の言葉で送ります。
④ 長い文をそのまま送った AIの文は長くなりがちです。スマホの画面で何回もスクロールが必要な文は、最後まで読まれません。1回の配信で送れる吹き出しは最大3つまでですが、ひとり事業主の案内なら吹き出し1つ・画像1枚で足ります。
⑤ 絵文字と記号だらけで、店の雰囲気と合わなくなった AIは「LINEらしさ」を出そうとして絵文字を多用します。治療院や士業など落ち着いた雰囲気の仕事なら、絵文字は0〜1個のほうが店頭の印象と合います。
向かない人・向かない場面
- 友だちが20人ほどで、全員の顔が分かる人:一斉配信より、チャットで1人ずつ送るほうが喜ばれます。チャットは通数に数えられません
- 毎月の売上が配信に左右されない仕事:予約が数か月先まで埋まっているなど、配信で増やす必要がないなら、休業案内などの必要な連絡だけで十分です
- お客様からの質問への自動返信を作りたい人:それは配信とは別の話です。ホームページやLINEにAIの自動応答を置くかを先に読んでください
まとめ
- 無料プランは月200通。数え方は「送った回数 × 友だちの人数」なので、友だち100人なら全員に月2回まで
- 回数・伝えること・してほしいことは自分で決める。話題がない月は送らない
- AIには通知に出る冒頭1〜2行を3案出させ、本文は200字以内に縮めさせる
- 「今だけ」などの言葉をAIに足させない。日付と金額は自分のメモと見比べる
- テスト配信で自分のスマホに送り、見え方を確かめてから本番
SNSへの投稿もAIに任せている方は、SNS投稿をAIにどこまで任せるかと線の引き方が共通します。年末の休業案内をLINEで送る予定なら、年末年始の休業案内をAIで作るも合わせてどうぞ。