AIの回答を貼ったら「**」や「#」が出てきた。消し方より先に、貼り先ごとに「コピーのしかた」を決める
AIの回答をWordやメール、LINEに貼り付けると、「**」や「###」といった記号が混ざることがあります。1つずつ消すのは時間のむだです。記号の正体、貼り先ごとのコピーのしかたの判断表、記号を出させない頼み方、Wordで一括で消す手順、Excelでやってはいけない置換までまとめました。
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結論から書きます。AIの回答に混ざる「**」や「#」は、太字や見出しを表す目印です。貼り先が太字を表示できるか(WordやGmail)、できないか(LINEやショートメール)で、コピーのしかたを変えてください。 表示できない所に貼るときは、消すのではなく、最初から「記号を使わずに書いて」と頼むのがいちばん早く済みます。
この記事を読めば、貼り先ごとに「どうコピーして、どう頼めば記号を消す手間がなくなるか」を決められます。
記号の正体は「ここを太字に」という目印
AIの回答は、画面の上では太字や見出し、箇条書きで見やすく表示されています。ところが中身は、こんな記号付きの文字で書かれています。
- **大事なところ** → 太字にする目印
- ### 見出し → 見出しにする目印
- - や * で始まる行 → 箇条書きの目印
- | 縦線で区切った行 → 表の目印
この書き方は「マークダウン」と呼ばれます。AIの画面はこの目印を読み取って太字に変えて見せていますが、貼り先がこの目印を知らないと、記号がそのまま文字として出てきます。 LINEのトーク画面やショートメールは太字を表示できないので、記号がむき出しになります。
コピーのしかたは2通りあり、結果が違う
回答をコピーする方法は、だいたい次の2つです。
- 回答の下にある「コピー」ボタンを押す
- マウスで文章をなぞって選び、右クリック(またはCtrl+C)でコピーする
コピーボタンは、記号付きのまま写ることがあります。OpenAIの公式ヘルプには明記が見当たりませんが、「コピーボタンで貼ったら**が出た」という利用者の報告は多く見つかります。一方、マウスでなぞってコピーすると、画面に見えている「太字になった状態」で写ることが多く、WordやGmailに貼れば太字のまま入ります。
ここで覚えておきたいのは、記号付きの文字として写ったものは、「書式なしで貼り付け」をしても記号は消えないということです。書式なしの貼り付けが消すのは、太字や文字の大きさといった「見た目」だけです。記号は「文字」なので残ります。
貼り先ごとの判断表
| 貼り先 | 太字を表示できるか | おすすめのコピーのしかた | 補足 |
|---|---|---|---|
| Word | できる | マウスでなぞってコピー → そのまま貼る | 文字の大きさが揃わないときは「テキストのみ保持」で貼る |
| Gmail・Outlookなどのメール | できる | マウスでなぞってコピー | お客様宛ては太字を使いすぎない。書式なしで貼るならCtrl+Shift+V |
| LINE・ショートメール・Instagramの文章 | できない | 「記号なしで」と頼み直してからコピーボタン | 太字は使えないので、強調したい所は【 】や改行で目立たせる |
| Excel・スプレッドシート | 表なら入る | 表はマウスでなぞってコピー | 表がうまく入らないときは「表をタブ区切りで出して」と頼む |
| ホームページ作成サービスの文章欄 | サービスによる | 一度試して、記号が出たら「記号なしで」と頼む | 見出しはサービス側の見出し機能で付ける |
迷ったら、**「その画面で太字を作れるボタンがあるか」**で見分けてください。太字ボタンがある所なら、なぞってコピーで太字のまま入ります。太字ボタンが無い所は、記号なしの文章を用意するしかありません。
記号を出させない頼み方
LINEやショートメールに貼る文章は、最初から記号なしで書かせるのがいちばん楽です。頼み方は1行で足ります。
「LINEで送るので、太字や見出しの記号(**や#)を使わず、普通の文章で書いてください。強調したい所は【 】で囲んでください。」
すでに記号付きで出てきた回答なら、続けてこう頼めば書き直してくれます。
「今の回答を、記号を使わないふつうの文章に直してください。」
毎回LINE用の文章を作るなら、AIの設定画面にある「カスタム指示」(すべての会話に自動で添えられるメモ)に「LINEやメールに貼る文章を頼んだときは、記号を使わない」と書いておく手もあります。ただし、ここに書いた内容は他の相談にも効くので、「LINEやメールに貼る文章を頼んだときは」と条件を付けて書いてください。
すでに貼ってしまった記号を一括で消す手順(Word)
長い文章をWordに貼ってしまい、**が何十個もある場合は、1つずつ消さずに「置換」で消します。
- Wordで Ctrl+H を押して「検索と置換」を開く
- 「検索する文字列」に ** と入力する
- 「置換後の文字列」は空のままにする
- 「すべて置換」を押す
- 同じように「### 」「## 」「# 」も消す(#の後ろの空白も含める。含めないと文頭に空白が残る)
- 最後に文章全体を読み、太字にしたい所だけ自分で太字にし直す
この方法なら、記号が50個あっても1分ほどで終わります。1つずつ消すと見落としが出やすく、お客様に記号が残ったまま送る原因になります。
Wordで貼るときに元の文字の大きさや色を持ち込みたくない場合は、Ctrl+Shift+V(MacはCmd+Shift+V)で「テキストのみ」貼り付けができます。Microsoftの公式ブログでは、このショートカットがWindows版・Mac版・ウェブ版のWordで使えるようになったと案内しています。古いWordでは別の動き(書式のコピー)になることがあるので、効かないときは貼った直後に出る小さなボタン(貼り付けオプション)から「テキストのみ保持」を選んでください。
よくある失敗と回避策
失敗1:Excelで「*」を空白に置換したら、表の中身が全部消えた
Excelの検索では「*」は「どんな文字でも」という意味の特殊な記号です。そのまま置換すると、文字が入ったセルがすべて空になります。Microsoftのサポートページでも、アスタリスクそのものを探すときは前に「」を付けて ***** と書くよう案内されています。Excelで記号を消すときは、必ず先にファイルをコピーしておいてください。
失敗2:太字だらけのメールをお客様に送ってしまった AIは要点をすぐ太字にします。なぞってコピーしてGmailに貼ると、その太字がそのまま入ります。お客様宛てのメールで太字が5か所も6か所もあると、押しつけがましく見えます。メールに貼るときは「太字は使わないで」と頼むか、Ctrl+Shift+Vで書式なしで貼ってください。
失敗3:書式なしで貼れば記号も消えると思っていた 前に書いたとおり、書式なしで貼っても記号は残ります。記号が出ている時点で「記号付きの文字」として写っているので、頼み直すか置換で消すしかありません。
失敗4:表をLINEに貼った AIの表は縦線「|」で区切った文字です。LINEに貼ると縦線と横線が並んだ読めない文章になります。LINEで送るなら「表ではなく箇条書きで」と頼み直してください。
失敗5:記号を消しただけで中身を読まずに送った 記号の手直しに気を取られて、中身の確認が抜けることがあります。記号消しは見た目の作業です。金額・日付・名前の確認は別に必ずやってください。
この方法が向かない人
- AIの回答をほとんど人に送らない人:自分用のメモなら記号があっても困りません。手間をかける必要はありません。
- 毎日大量の文章を決まった形で出す人:毎回の頼み直しより、文章の型をあらかじめ作っておくほうが早いことがあります。
- ホームページの記事を書く人:サービスによっては記号付きの文章をそのまま読み取ってくれる所もあります。先に使っているサービスのヘルプを確認してください。
まとめ
- 「**」や「#」は、太字や見出しを表す目印。貼り先が知らないと、そのまま出てくる
- WordやGmailには、マウスでなぞってコピーすれば太字のまま入る
- LINEやショートメールには、最初から「記号なしで」と頼む
- すでに貼った記号は、Wordの置換(Ctrl+H)でまとめて消す。Excelでは「*」をそのまま置換しない
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